運動療法とは 治療内容 こんな効果も ロコモティブシンドロームにも対応 おすすめ
■ 正しい身体の動かし方やトレーニング方法、呼吸法を実践・修
得していただくことにより、症状の改善や健康増進に貢献する
ことが期待できる治療法です。
■ 柔道整復師・はり師・きゅう師・按摩マッサージ指圧師の国家
資格には、機能訓練指導員の資格も同時付帯されておりますの
で、解剖生理学上の観点から一層効果的で安心なトレーニング
法やお身体の動かし方をご案内させていただきます。
■ バランスボール等の器具を用いた運動はもちろんのこと、ご自宅でもできる簡単な運動や呼吸法等
を組み合わせることで、日常生活動作の改善やケガ後のリハビリ、肉体改造など、お一人おひとり
の症状やお身体の状態にとって最適なトレーニングを提案してまいります。
■ 痛みの治療として
近年、運動はお薬よりも安全で効果的に痛みを緩和できる治療法として注目されております。
痛みの信号と筋肉を動かした時の信号は同じ神経経路を伝わって脳へ送られる為、運動を行うこと
で痛み信号が中和され、さらに伝達経路の脊髄での過剰反応も抑えられて痛みが和らげられます。
また、ヒトは脳内で『β‐エンドルフィン』という鎮痛および精神的ストレス解消作用をもつ麻薬状
物質を自製しており、これは医療で用いる鎮痛物質の『モルヒネ』より6.5倍も強いものです。
『β‐エンドルフィン』は運動を行なうことで通常の3〜5倍放出されることが判っており、すなわち
運動自体が強力な鎮痛治療となり、かつストレス解消作用による爽快感・多幸感によってより一層
運動に打ち込めるようになってくることも判っております。
もちろん、運動によって筋力や心肺機能などの生体機能が向上するため、痛みの根本原因であった
姿勢や身体の使い方が改善され、痛みが出にくい身体へ強化していく効果も期待されます。
お身体が痛い状態の時にどのような運動をどの程度おこなえばよいのか、というポイントについて
もご提案してまいります。
■ 体幹の強化
身体の内側の筋肉(インナーマッスル)を鍛えることで、身体の芯となる体幹が安定する為、身体
の軸がぶれにくくなり、結果として腕や手足にかかる余計な負担が軽減され、運動時のパフォーマ
ンスが向上し、また同時に疲れにくくケガもしにくい身体へと変化していくことが期待されます。
■ パーツごとの強化
各パーツの筋力や関節の可動性や神経と筋肉の伝達反応などを総合的にチェックして、身体のバラ
ンスを崩している部位に対して、PNF(固有受容性神経筋促通法)等の必要とされるトレーニング
をご提案いたします。
■ 正しい呼吸法
正しい呼吸法をマスターすることで、自律神経系の調整や心肺機能の向上、基礎代謝のアップとい
った、様々な効果も期待されます。
■ ロコモティブシンドローム(運動器症候群/通称『ロコモ』)とは、サルコペニア(加齢による筋
肉量の減少)や変形性関節症、骨粗鬆症などを起因として運動器の機能が衰え、要介護や寝たきり
の状態になってしまったり、そのリスクが高い状態を表す言葉です。
『ロコモ』の予防や回復には運動が必須です。
■ 当院の運動療法では、「運動内容」「時期」「正しい姿勢」「呼吸法」「セルフケア法」「アフタ
ーチェック」など、『ロコモ』の予防と回復に必要な運動プランをご提案しております。
■ ひとりでは続ける事が難しい運動も、指導者と一緒なら、正しいトレーニングを無理なく続けられ
るでしょう。
■ バランス調整と組み合わせて運動療法を行うと、身体のバランスが整った状態で運動が出来るよう
になるため、運動効率が上がり、運動療法自体の効果向上が期待できます。是非お試しください。
■ 物理療法のEMS(神経筋電気刺激療法)を受けることで、上記にご紹介した『βエンドルフィン』
が有意に放出されることが研究でも判っております。運動療法の仕上げとして、併せてのご活用を
おすすめしております。