物理療法とは 治療方法と効果・効能 当院の物理療法一覧 フェイシャル美容
■ 物理療法は別名を理学療法とも言い、光・熱・電気・水・機械
的な力など、物理的な作用を利用しておこなう治療法の全般を
指します。
■ 広くは鍼灸治療やマッサージなども物理療法に含まれますが、
それらの治療法と区別して解り易くするために、当院では
便宜上、超音波ならびに各種の電気刺激装置による治療法に
ついて『物理療法』という名称を冠し、治療メニューとして
掲示・提供いたしております。
■ 超音波は音波により硬部・軟部組織に対して、電気刺激装置は電気信号によって主に神経に対して
アプローチすることで、いずれも生体反応を促して効果を発揮する治療法です。
■ 超音波および電気刺激装置による生体への代表的な効果・効能としては以下の3つが挙げられます。
1.鎮痛効果・・・疼痛(ペイン)コントロール
2.機能改善・・・関節可動域の改善・組織の柔軟性改善・筋力強化
3.組織再生・・・組織の修復促進・浮腫軽減
機器ごとによる波形の違いなどの特徴から、それぞれが得意とする効果・効能が違うため、患部の
主たる状態に合わせて最適な機器を選択してまいります。
■ 当院では、患者様に安心して施術をお受け頂くために、医療機器の安全な使用を守っております。
* 皮膚に吸着させて用いる治療機器を使用した際、皮膚を吸引する性質上、施術箇所に水疱が起こる
ことがございますが、これは予見不可能事象に該当する為、予めご了承およびご同意ください。
(水疱が出来た際は必ずお伝えし、感染症予防の応急処置を取らせていただきます)
* 水疱自体は数日から数週間で自然に消失・修復されますが、その後、靴ズレ等と同じく、稀に炎症
後色素沈着へ移行するケースがございます。
* 色素沈着は一般的には数か月から一年程度で自然消失して参りますが、ごく稀に消えるまでに数年
かかる場合や色素沈着が残る場合もございますので予めご了承およびご同意ください。
(cf:色素沈着が起こった際にご不安で堪らないという方は、早期の皮膚科受診をお勧め致します。
ただ、色素沈着は時間の経過で生理的に自然消失するものである点、生命や健康を脅かすものでは
ない点、さらには薬やレーザー等の治療自体が刺激となって逆に色素沈着を助長させる恐れもある
ことから、病院によっては『何もしない』という治療を選択するところも少なくないようです)
■ 超音波:
音波による熱とミクロマッサージ振動により、浮腫軽減や血流改善・柔軟性向上・骨折における
仮骨形成促進など、機能改善に極めて高い効果を発揮します。
■ 立体動態波:
電流を三次元的にクロスさせることで複雑な干渉域を発生させ、表面や直線的ではなく立体的に
治療を行ないます。表層から深層、広範囲にわたる治療ポイントをカバーでき、筋や神経、関節
等の障害・疼痛に対して大きな効果を発揮します。その効果の高さから、オリンピックや各競技
の世界大会等におけるアスリートの治療にも正式採用されております。
■ ハイボルテージ(高電圧電気刺激療法):
高電圧(150V以上)の電気刺激を、極めて短い時間流して皮膚抵抗を受けにくくする事により、
筋肉の奥深くの痛みや凝り・痺れなどに作用させることが可能となります。特に鎮痛においては
極めて高い効果が期待されます。
■ 3D MENS:
ヒトの身体にもともと流れている活動電位・生体電流に近い『マイクロカレント(微弱電流)』
を立体的に流すことで、ケガや浮腫・筋肉の張り等の治療に役立ちます。細胞に直接アプローチ
する為、電気治療において唯一組織再生が可能なもので、自己治癒力の向上や自律神経調整にも
効果が期待できます。
■ TENS(経皮的電気刺激療法):
主に知覚神経に対して刺激を加えることで、痛みを和らげ、筋肉の凝りをほぐします。TENSは
一般的には低周波のことを指しますが、当院では低周波帯と中周波帯をハイブリッドで流す事が
出来る、より効果的な機器を採用しております。
■ 干渉波:
周波数の違う二種類の電流を交差させて干渉させます。皮膚抵抗の低い中周波帯を持続して利用
出来るため、ピリピリ感が少なく、比較的深い部位まで作用させることが可能になります。
■ EMS(神経筋電気刺激療法):
筋肉や運動神経に刺激を加えることで筋力増強を図り、脳血管障害で麻痺した筋肉のリハビリや
ロコモティブシンドロームの予防といった効果の他、2,500Hzの中周波電流を用いる事で、より
アスリート向けの筋力トレーニング法としてもご活用いただけます。また、運動によって脳内で
放出が促される鎮痛及びストレス解消物質の『β‐エンドルフィン』が、当該EMSによって有意に
放出されることも研究で認められております。
■ コンビネーション治療:
超音波とハイボルテージを同時に一箇所から流すことで相乗効果が生じ、超音波の機能改善効果
に伴ってハイボルテージの鎮痛作用が強く発現されたり、またその逆に強力な鎮痛効果に伴って
機能改善作用が増すといった反応が生じます。効果・効能の面から考えれば、現時点においては
最高レベルの電気的治療法とも考えられております。
■ 各種医療機器がもつ医学的作用をフェイシャル美容にも活用することで、正しいエビデンスに
基づいた、より質の高い美容効果を安全にお受けいただけるものと考えます。
■ 医療機器ごとのフェイシャル美容効果
@超音波:
音波振動によるマイクロマッサージ作用により、表情筋の凝りをリセットすると共に細胞の
活性化が図られることでコラーゲンの生成が促され、シワやたるみの改善が期待されます。
また、温熱作用により血行促進やリンパの流れを改善することでデトックス効果及びむくみ
やくすみの解消を図ります。
Aマイクロカレント:
微弱電流により細胞の代謝が促され、ニキビ等における皮膚炎症を鎮めたり、傷付いた皮膚
や壊れた筋肉の修復が図られます。また、上記の修復効果は皮膚の老化防止にも役立ちます。
当院では微弱電流を立体的に流すことで、効率的かつ一層の効果増強が期待されます。
BEMS:
運動神経や筋肉に刺激を加えることでお顔の筋肉がしっかりとしてくるため、筋肉が衰えて
いたために支えられなくなっていた脂肪や皮膚が再び持ち上げられ、小顔効果やたるみ改善
効果が期待されます。一旦筋肉が出来上がれば、数週間に一度のメンテナンスで維持出来る
ようになるともされております。
* 美容鍼と組み合わせることで一層の相乗効果も期待されます。是非、併せてご利用ください。
(美容鍼につきましては、
針灸治療の頁をご覧ください)